IoT Asia 2016訪問&報告会を開催します!

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IoT Asia 2016訪問&報告会を開催します!

3月30日〜31日にかけてシンガポールにてIoT Asia 2016が開催されました。アジア最大のIoTイベントとあって、世界各国から多くの方々が参加しています。

セッションは全部で5つあり、下記のカテゴリーに分かれています。

  • 工業
  • アプリケーションデザイン
  • スマートシティ
  • ウェアラブル
  • データ解析

さらに大規模な展示スペースがあります。

全部で100を超えるトラックが同時に開催されているため、すべてを聞くのは無理なのですが、筆者が聞いたものを軽く紹介します。

スマートシティ

スマートシティでシナジーを広げるためには

libelium社によるIoTプロジェクトからの学びの紹介です。デバイスの設置に対するメンテナンスやアップデートの問題はよくあることだそうです。

デバイスの設置量に重点を置くと、後々のメンテナンスコストが増大します。品質と正確性に重点を置かなければならないと提言していました。

スマートシチズンを成功させるための課題と挑戦

マレーシアの事例から市民や街から集めたデータをどう扱うかについて。興味深いのは新しいサービスの作り方で、

  • ゴミ
  • 健康
  • 交通機関
  • オフィス

の5つの要素をどう組み合わせるかが新サービス開発のきっかけになるとのことです。

データ解析

都市の街灯メンテナンスへの適用

ライトセンサーを使った街灯メンテナンスについて紹介されていました。この辺りはすでに仕組みの整った日本では分かりづらいですが、IoTを使うことでもっと低コストに、柔軟なメンテナンスシステムが作れるようになるかも知れません。

Googleマップで各街灯はもちろんのこと、指定範囲の明るさを平均的に見ることもできます。街灯によって犯罪率も低減するという指摘が興味深かったです。

アプリケーションデザイン

意義あるデザインと有効利用

THE Things Networkというオープンソース・プロジェクトの紹介になります。3GやWiFiといったネットワークを必要とせず、デバイス間だけでネットワークを構築し、オープンデータを推進しています。オランダではじまったこのプロジェクトが現在、世界40カ国以上で1000名を越えるメンバーで展開されています。日本でも福島の放射線量をオープンにするプロジェクトで使われているそうです。

特にLoraWANという無線ネットワーク規格を用いており、各デバイスだけでネットワーク構築ができるようになっていますのが特徴です。

IoTプロダクトの開発と実際

2年前のハッカソンでデバイスを開発し、それを改良しながら最終的にKickstarterやIndiegogoなどで出資を募ったものの、結果として失敗してしまったというELLAの事例を紹介していました。最終的な結論はなかったのですが、どうすべきだと思いますかという問いかけで終わりました。

実際にすべてのプロダクトが成功するわけではないので、作り始める過程を含めて共有してもらえるのは貴重だと思います。

ウェアラブル

IoTのキラーアプリとは?

ネットワークやウェアラブルデバイスの進化はとても早く、2009年頃には歩数くらいしか計れなかったのが、スマートウォッチをはじめとして多彩なデバイスに広がっています。

ここ最近ではエネルギー、ユーティリティ系でのネットワーク接続数が6割近くも伸びているそうです。

電力、電源問題を解決する近未来技術について

ウェアラブルデバイスにおける電力の問題は大きくなっています。スマートデバイスを身につけていても、家に帰るとすべて外して充電しなければなりません。

そこで太陽電池であったり、人の体温を電力化したり、電波の電力化などのソリューションが紹介されていました。まだまだ小さな電力しか発生させられませんが、蓄積することでデバイスの利用可能時間を大幅に伸ばせる可能性があるとのことです。

工業

APACにおけるIoTの展開について

工場の監視システムについて紹介していました。メイン系とは切り離して運用するのが大事であり、万が一監視系が止まったとしても本業に差し支えないようにしておく必要があります。

ネットワークとしては3Gを使っており、複数のゲートウェイを介してデータをクラウドにアップロードしています。3Gに対する信頼性もAPACではまだまだ低いようで、ネットワークが途絶える可能性は大いにあるそうです。


全体の雰囲気として、まだまだ発展途上にあるAPACでは最新のテクノロジーが取り込みやすい土壌があり、シンガポールなどでは自治体や国家としてスマートシティに力を入れています。工業などでも東南アジアに工場が多く存在することもあり、IIoT(Industrial Internet of Things)に力を入れているようです。

このIoT Asia 2016の報告会を4月12日に行います。ぜひご参加ください!

IoTAsia報告会 – connpass

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