デジタルマーケティングとは何か。IoT活用の必要性と進め方

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デジタルマーケティングとは何か。IoT活用の必要性と進め方

自社のサービスサイトやコーポレートサイトを利用して、収益の増加を図るWebマーケティングは、取り組んでいない企業を探す方が難しいほど、当たり前のものとなりました。しかし近年、「Webマーケティング」から「デジタルマーケティング」という言葉へ置き換えられる動きが活発化しています。この「デジタルマーケティング」とは、一体何なのでしょうか。
今回はデジタルマーケティングの概要と、デジタルマーケティングにおいてIoTを活用する必要性とマーケティングの進め方をご紹介します。

 

デジタルマーケティングとは何か


デジタルマーケティングとは、以下の要素を活用したマーケティングのことです。

・デジタルデバイス(PCやスマートフォン、タブレット、ウェアラブル端末などの機器)
・デジタルテクノロジー(IoTやAI、AR、VRなどの技術)
・デジタルメディア(WebサイトやSNSなどのデジタルな伝達手段)
・デジタルデータ(購入履歴などの蓄積される情報)

昨今では、デジタルデバイスやデータを利用したマーケティングは珍しくはありません。しかし、IoTやAI、AR、VRなどのテクノロジーの進歩によって、その姿は変化しつつあります。

Webマーケティングとデジタルマーケティングの違い

従来のWebマーケティングは、何らかの形で自社サイトへの訪問をさせる手法です。顧客がインターネットを利用することを前提としているため、インターネットを利用しない層へのアプローチは見込めません。また、Webという特性上「企業から顧客へ」という一方的なアプローチしかできないケースがほとんどでした。

現在はIoTの普及により、インターネットを経由してさまざまなデバイスからユーザー情報の取得を行うことが可能になっています。リアルの場での出来事や人間の行動や感情などの情報もIoTによりデータとして取得可能になりました。また、スマートフォンやウェアラブル端末に情報を返すことも容易になり、企業と顧客が双方向にコミュニケーションをとることができるようになりました。

Webマーケティングと同じような意味だと認識されていることが多いデジタルマーケティングですが、このような明確な違いがあります。

デジタルマーケティングにおけるIoTの必要性


デジタルテクノロジーの進歩によって、飛躍的に活用の幅が広がったデジタルマーケティングですが、IoTはその中でも特に重要な技術です。
IoTを用いることで、いつでもどこでも大量の正確な情報が取得できます。それらを分析・改善して、デバイス経由で瞬時に顧客へフィードバックすることも可能です。その結果を取得し、さらに分析・改善することで、精緻なデータドリブン型のマーケティングを行うこともできるでしょう。

従来の企業から顧客への一方的な情報・宣伝の提供ではなく、顧客と継続的に双方向の関係を維持し、リアルな意見に耳を傾けながら新製品や改良品の提供ができます。この「企業と顧客との橋渡し」に、IoTは不可欠な存在といえるでしょう。

IoTを活用したデジタルマーケティングの進め方

では、IoTを取り入れたデジタルマーケティングは、どのように進めれば良いのでしょうか。ここではそのヒントに成り得る事例を3つご紹介します。

【事例1】経験則を正確なデータで実証

大手百貨店は、雨の日にモバイルアプリ経由で飲食店の割引クーポンを配布するサービスを始めました。一見よくあるサービスですが、デパートの屋上に設置された降雨量を計測するセンサーから日々の降雨量データを取得し、POSレジから取得された売り上げとの関係性を分析して「雨の日は飲食店の売り上げが高い」という分析結果を得て実施された点がポイントです。

従来「雨の日は飲食店に入る人が多くなる傾向にある」という経験則はありましたが、IoTを用いて新たなデータ(降雨量)と従来のデータ(売り上げ)を結びつけ、精度の高いサービスを提供できるようになったのです。

【事例2】マーケティングと顧客情報の収集の並行

ある飲料メーカーは自社の自動販売機でドリンクを購入すると、モバイルアプリにスタンプがたまり、そのポイント数に応じて特典チケットが発行されるサービスを提供しています。
顧客は自身の属性(年齢、性別、職業など)をアプリに登録してからドリンクを購入することになるため、顧客情報を得ながらマーケティングを行うことが可能です。

IoTの普及により、これまで得られなかった情報が容易かつ大量に入手可能となっています。ここで収集した情報を、さらなるマーケティングに生かすこともできるため、マーケティングの精度や可能性がさらに広がっていくことでしょう。

【事例3】スマホ広告による来店者数の把握とユーザー属性の活用

大手携帯電話会社は、スマートフォン広告が普及している現代において、オンラインとオフラインを紐付けるサービスの提供をしています。サービス開始の背景として、オンライン上でのカスタマーの動きは把握できているが、どの程度のカスタマーが自社のWebサイトを閲覧して、来店までたどり着いているのか、ということを課題に感じていたのです。
そこで、店舗にWi-Fiを設置し、来店情報を自動で測定することを解決策として打ち出します。これにより、Webサイトを閲覧してから実際に来店するまでの動きを可視化することに成功しました。

また、このサービスのもう1つの特徴が、「デモグラフィック・データ」と呼ばれるユーザー属性をマーケティングに活用できるという点です。「A区に在住、20歳、男性」などのような情報を得ることで、より具体的なマーケティングができるでしょう。
このような情報は、一般的には個人情報保護法によりマーケティングに用いることは難しいとされていますが、この企業は独自の匿名化技術により、活用することを可能にしています。

おわりに

今回はデジタルマーケティングの概要と、それを可能にしたテクノロジーについてご紹介しました。進化していくテクノロジーにより、狭い範囲で行われる一方的なマーケティングではなく、正確性の高い情報を広範囲から集約して分析・活用することができるようになりました。今後は企業と顧客が、さらに太いパイプで結びつき、さらに新たな顧客体験を創造していくことになるのではないでしょうか。

  

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