現代の製品開発で重視されることとは?新商品開発のポイント

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現代の製品開発で重視されることとは?新商品開発のポイント

ものづくり日本—。このような合言葉の下に、日本の製造業における競争力は技術を中心として発展してきました。
しかし近年、IoTやビッグデータ、AIの台頭によって、そのモデルが変化してきていると言われています。そんな中、企業はどのような点に注意しながら製品開発を行えば良いのでしょうか。
今回は、現代の製品開発現場において重視すべきポイントをご紹介します。

【ポイント1】変わりゆく消費者のニーズを把握する


例えばこれまでの“ものづくり”の基本は、顧客のニーズに合わせて各メーカーが開発を行い、消費者がその中から自分たちに必要なものを選ぶ、という構図でした。一方近年は、消費者自身がニーズを発信し、その情報をキャッチした企業側がそれに合わせた製品を開発するといった流れへと変わりつつあります。
これは、製品本体の機能やスペックではなく、それを接点にして展開されているサービスやソリューションに、消費者が価値を見出すようになったことに起因すると考えられます。

「ものづくり」は「ことづくり」へ

例えば、スマートフォンと連動する「スマート歯ブラシ」をご存じでしょうか?歯ブラシに専用のアタッチメントを装着することでスマートフォンと連動させ、歯科衛生士のブラッシングデータをもとにリアルタイムで歯磨きの採点を行うことができます。
さらに、ただ採点するだけではなく専用のゲームアプリと連動させることで、歯を磨いて敵を倒す、歯を磨いて楽器を演奏するなど、歯ブラシという“もの”ではなく、歯磨きを楽しむという“こと”を提供しています。
「歯磨きの時間を有効に活用したい」「子どもに楽しく歯磨きをさせたい」といった消費者のニーズをキャッチして製品開発に活かした良い例と言えるでしょう。

今後は、このような流れがさまざまな製品へと押し寄せると考えられています。すでにスマート家電やスマートホームといった言葉も少しずつ浸透しており、消費者からの関心も高まっていると言えるでしょう。
今後企業は、どんなものを作るのかよりも、どのような価値を提供するかが、製品開発のカギになります。「もの(製品)づくり」から「こと(体験)づくり」へと、日本の製造業はその駒を進めている過渡期。この点を理解しているかどうかが、新たなヒット商品を生めるかどうかの差になるかもしれません。

【ポイント2】他社との差別化を図る


消費者のニーズを正しく理解できた後は、それを基に商品開発を進めていきます。この時、他社がまだ知り得ないニーズを掘り起こせていたのなら、そこに注力するのみで構いません。しかし多くの場合、世にイノベーションを起こせるほどのアイデアは簡単には降ってこないでしょう。

そこで考えなくてはならないのが、他社との差別化です。実現のためには、はじめに自社がどのような強みを持っているのか?他社にかなわないところはどこなのか?といった点を振り返る必要があります。それを踏まえた上で、どのような勝負を仕掛けるのかを戦略的に決定しましょう。

なお、ポイントとなるのは、いかに柔軟な発想ができるかだと言われています。あえてトレンドの逆を行ったり、他社が作った土俵からは早々に引き上げたりなど、常識にとらわれないやり方が求められます。顧客のことを第一に考えていけば、きっと良いアイデアが浮かぶはずです。

【ポイント3】プロトタイプの試作と改良を行う

現代の製品開発において、早い段階でプロトタイプを作成することには多くのメリットがあります。これは、失敗を前提にすることで問題点を容易に洗い出せるほか、技術的な理解力を深めることにもつながります。

また実際に手にとって製品を触る・見ることで、完成品へと盛り込む要件もより高い精度で固められるでしょう。技術者同士のコミュニケーションもスムーズに進むケースが多いです。その他、資金調達や特許申請が容易になるといったこともメリットとして挙げられます。

おわりに

時代の流れと共に、ものづくりに求められる知識やスキルは高度化しているかのように思われます。しかし大切なことは、いかに消費者のニーズを的確に捉え、他社と差別化し、効率的な開発を行うか。この原則は、昔から何も変わっていません。知識のアップデートは行いつつも、熱意と想像力を持ってこれからも商品開発に取り組んでいきましょう。

  

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